◇色目 ご指定の色目で染め上げます こちらは地模様が染色に染まるタイプです。 誂え染の流れ (詳細手引き) ご注文を受ける → 白生地と色見本帳を発送 → 白生地のご確認、色目をお選びいただきます。 → みやこさかえに白生地を返送する → 白生地を 染めてお届け ・お値段には、白生地、八掛、胴裏、染め代が含まれております ・色は、雑誌の切り抜きやお手持ちの布でも問題御座いません。 ・お荷物のご返送はお客様負担でお願いいたします ◇素材 絹 (表地・裏地) ◇用途 ◇文様分類 名物裂文様 ◇サイズ 巾385mm×長さ13m(裄丈72cmまで可) ◇内容 表地・八掛地・胴裏 ◇産地 表地・八掛:丹後 胴裏:福井 ◇染色 池山染工 ◇生地品質 最高品質素材の中でもさらに高品質素材と特殊な技法で製作 ◇特徴 たたき地調のマットな背景をベースに妙心寺金襴の椿文様を間隔を広げて配し、裾と両袖、左胸に桐竹鳳凰文の丸文を配したデザインとしました。 抑え目の艶感での織り上げとしております。 椿は、厚く艶のある葉の木であることから「厚葉木(あつばき)」が語源とされています。中国では「山茶」がただしく古代中国の詩には「海石榴」と詠まれています。 年中青々とした光沢ある葉をつけている生命力から平安時代には神社の正月行事に用いる悪霊を払う魔除けの聖なる木として大切にされました。 古来より尊ばれ、文様においては、室町時代に明確に散見されます。古来、梅よりもはるかに好まれたことから日本においては三友は「松竹梅」ではなく「松竹椿」とするべきと申す歴史家がいるほど、日本においては愛でられた歴史がございます。 さらに千利休以来、茶道の世界では茶花として椿を茶室の庭に植えいつくしまれ、園芸品種としては、江戸時代に入ってから二代将軍秀忠が愛好したことから、いよいよ盛んに栽培されるようになったとされ、また同時に文様として熱狂的に愛好されるにいたります。 武家では椿を不吉な花とするという説もございますが、明治以前にはそのような資料を見出すことはできず、明治以降一時的に一部で表れた感情が広がりを見せたとされていますので参考まで。 桐竹鳳凰文は、伝統的な吉祥の文様。「黄帝のとき、鳳凰みかどの梧桐(あおぎり)に集まり、竹実を食ふ」という中国の故事に由来して、日本では王者を祝福する瑞鳥と高貴な植物の文様とされました。 鳳凰は想像上の霊鳥で雄を鳳、雌を凰とします。百鳥の王とされ、龍、麒麟、霊亀と同様に四霊の一つ。 「頭に徳を戴き背には義を掲げ、心に仁を負い、翼には信を入れて足に礼を挟む」とされ、「その声は、簫(ショウ)のようで生虫は啄ばまず、生草は折らず、群居することはなく猥りに飛ばない。網にかかることなく、桐以外の木には栖(す)まず、竹の実にあらざれば食わず。醴泉(れいせん)でなければ飲まない。 ひとたび飛べば郡鳥はこれに従い、雉の如き翼は閃々として黄金に輝き、その尾は孔雀のごとく絢爛たるもので、飛翔の姿は、蒼鷺の如しと言われる。天下の乱治をよく知り、聖王が出て天下泰平になれば姿を現す」とされ、仁愛と慈悲の鳥とされます。 ◇八掛 八掛地の地紋をセレクトボックスで選択できます。 唐草文八掛-選択しない場合はこちら。艶感を抑えた落ち着いた表情の素材です。 緞子地七宝文八掛-艶感のある緞子素材。追加料金3,300円です。 桐竹鳳凰 縫取り八掛-桐竹地紋に鳳凰の縫い取り柄の特別八掛です。追加料金8,800円です。 八掛画像のリンク ◇お仕立 ご希望の方のみ、同梱の仕立注文書、もしくは下記リンク先より「京仕立 袷 手縫い 色無地 (絵羽柄・附下柄」をご注文下さい。 ⇒ 御仕立関連ページへ ◇返品 未仕立・未加工の商品のご返品は、お荷物到着から7日以内にご連絡下さい。 仕立・紋入・ガード加工済の商品は返品できません。 ◇備考 ◇別注染めQ&A Q.誂え染めの良い点は? 自分の雰囲気に合った地模様・色目の好み通りの着物を作ることができます。自分だけのきものを作ることができます。また、ゆくゆく、染め替え等をお考えの場合、当店に申し付け下さい。 Q.誂えで失敗しないには? ご自分がどのようなものを作りたいかイメージをお持ちください。好きな色目より、似合う色目をお探し下さい。 当店に御来店いただきまして、様々な色目をお顔に当てると、一番判りやすいですが、遠方でお越しになれない場合は、大きめの色見本布をお送りいたしますので、ご相談下さい。 Q.染め上がりが気に入らない場合は? お仕立する前でしたら、染め直しいたしますので、ご注文の際、染め上がりの反物の染め上がり確認を申し付け下さい。 Q..お値段は? 誂え染でも、追加料金は発生いたしません、染め上がりと同額です。 Q.手間がかかるのでは? 既製品と比べて、お手間はかかります。色目や地紋を選ぶ楽しみや、自分で作った着物が実際に出来上がる喜びが、誂え染の良さでございます。 たたき地調のマットな背景をベースに妙心寺金襴の椿文様を間隔を広げて配し、裾と両袖、左胸に桐竹鳳凰文の丸文を配したデザインとしました。 名物裂は、上記の通り柄が密なのでお着物に最適化した間隔としました。 裾や胸、両袖に桐竹鳳凰の丸文を上品に配しております。 モニター色温度6500K昼光色にて調整しております