初期論稿;2 山口誠一 知泉書館ヘーゲルゼンシュウ ヤマグチセイイチ 発行年月:2022年11月18日 予約締切日:2022年11月08日 ページ数:720p サイズ:全集・双書 ISBN:9784862853745 山口誠一(ヤマグチセイイチ) 1953年生まれ。 東京大学文学部哲学科を経て東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学、法政大学文学部教授(哲学)、Jahrbuch f¨ur Hegelforschung国際顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) A ベルン期原稿群ーフランクフルト期清書原稿群とともに/B フランクフルト期原稿群/C 翻訳/D 二次伝承資料/E 未確定資料/F 亡失資料報告/解説(総論/テキスト各論) 本全集第1巻と第2巻では、これまでのヘーゲル理解を主導してきたベルリン版『ヘーゲル著作集』に収録されず、その全貌を知ることができなかった初期論稿76編のテキストを収める。 本巻ではフランクフルト期の原稿群を中心に37編のテキストを収録。 当時の時代状況や聖書読解を背景に、カント的な道徳的宗教論への批判を通して「愛」の合一哲学を展開する宗教論『キリスト教の精神』(執筆1797ー1800)。 これまでN.ノールにより『キリスト教の精神とその運命』という表題でまとめられてきた原稿群を本全集では各原稿ごとに編集・復元した。 ヘーゲルの最初の刊行物、弁護士J.=J.カルによるベルン共和国の寡頭政治の実態を暴露した批判書の翻訳『カル親書訳』(1793)の初の全訳を収録した。 これら宗教や政治関連のほか、文学や歴史、幾何学など多岐にわたる分野の原稿が収録され、これまでの「哲学者」ヘーゲルだけではない、幅広い「教養人」としての彼の姿を読み取ることができる。 新たなヘーゲル像探究の必読文献。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ヘーゲル全集(第2巻) 初期論稿;2 [ 山口誠一 ] 11,000 円
|
アラン 神谷 幹夫 岩波書店ワガシサクノアト アラン カミヤ ミキオ 発行年月:2022年05月31日 予約締切日:2022年04月10日 ページ数:370p サイズ:単行本 ISBN:9784000615365 アラン(Alain) 1868ー1951。 アランはペンネーム、本名エミール・シャルティエ(´EmileーAuguste Chartier)。 エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)を卒業後、リセ(高等中学校)の教師となり、哲学教師として40年間、フランス各地で教鞭をとった。 A.モーロワ、S.ヴェイユ、S.ペトルマンなど多くの哲学者を育てた 神谷幹夫(カミヤミキオ) 1948年生。 早稲田大学理工学部卒業。 パリ・ソルボンヌ大学卒業(哲学修士)。 現在、日本赤十字北海道看護大学非常勤講師。 Association des Amis d’AlainおよびInstitut Alain会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 子どもだった頃/若者だった頃/ラニョー/エコール・ノルマル/ロリアン/政治/抽象的思考/ルーアン/パリ/「プロポ」/プラトン/カント/コント/闇を彷徨う/信仰/自由/戦争/軍隊/芸術/帰還/詩人たち/聴講者/思想と年齢/ヘーゲル/ヘーゲルとアムラン/ヘーゲル再考/デカルト/唯物論/高邁/感情/人間ぎらいになるな/神々のほうへ/物語/様々な宗教 「全存在を賭して真理を選びとらねばならない」。 それが現代のデカルトと呼ばれたアランの生であり思想である。 本書は、『幸福論』で知られるアラン(一八六八ー一九五一)が、その思想経験や様々な出会いについて隠喩的に語った魂の寓話であるとともに、主著『神々』への長い「序」でもある。 長年アラン観察に没頭してきた訳者による、手稿からの日本語訳。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 わが思索のあと [ アラン ] 3,520 円
|
思想の限界と超克をヘーゲルの発展から考える 中井浩一 社会評論社ゲンダイニイキルマルクス ナカイコウイチ 発行年月:2022年02月07日 予約締切日:2022年01月12日 ページ数:292p サイズ:単行本 ISBN:9784784518876 中井浩一(ナカイコウイチ) 1954年東京生まれ。 京都大学卒業後、現在国語専門塾鶏鳴学園塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 理想と現実の間 マルクスによるヘーゲル評価の二面性/第2章 存在は運動し、自らの本質を外に現わす。 だから認識はそれを見ているだけで良い。 /第3章 マルクスの人生ー『経済学批判』への序言から/第4章 若きマルクスの闘い 「フォイエルバッハ・テーゼ」/第5章 唯物史観/第5章 唯物史観/第6章 「経済学の方法」(「経済学批判序説」の第三章)/第7章 時代の限界と時代を超えること/付録 ヘーゲル哲学は本当に「観念論」だろう マルクスの思想は世界を変えた。 だが社会主義体制は破綻して、資本主義が地球規模の環境破壊を加速する。 マルクスの限界をその思想源泉であるヘーゲルから捉え直す、実践のための論考。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 現代に生きるマルクス 思想の限界と超克をヘーゲルの発展から考える [ 中井浩一 ] 2,970 円
|
ロック・ヒューム・ベンサム 土屋 恵一郎 新曜社ドクシンシャノシソウシ ゾウホバン ツチヤ ケイイチロウ 発行年月:2022年02月08日 予約締切日:2021年12月27日 ページ数:264p サイズ:単行本 ISBN:9784788517530 土屋恵一郎(ツチヤケイイチロウ) 1946年生まれ。 明治大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。 明治大学法学部教授、明治大学学長を経て、同大学名誉教授、千葉工業大学特別教授。 専門は法哲学。 法学者、演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 二人の独身者たちーロックとヒューム(近代の起源ー独身者ロックのタブラ・ラサ/独身者の熱烈な友情/ジェイムズ・ビーティーによるヒュームへの注釈ー幸福な独身者と不幸な妻帯者/レイノルズのアトリエから)/第2部 ベンサム(ベンサム・ロマン主義・ミル/ベンサムの同性愛論への注釈ーホックニーとベンサム/独身者の仮面劇ーチャールズ・オグデンの言語理論) 「近代」を準備したロック、ヒューム、ベンサムなどの社会理論の背後にはホモ・エロティクスの感情がうごめいていた。 彼らの思想を「独身者」の系譜のなかで捉え直し、ベンサムの同性愛擁護論などの禁断の書を掘り起こす。 思想史に新しい風景をきり拓いた画期的著作の大幅増補版。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 独身者の思想史 増補版 ロック・ヒューム・ベンサム [ 土屋 恵一郎 ] 3,300 円
|
性,人種,ヒューマニティ ジャック・デリダ 藤本 一勇 岩波書店テツガクノナショナリズム ジャックデリダ フジモト カズイサ 発行年月:2021年05月01日 予約締切日:2021年03月10日 ページ数:314p サイズ:単行本 ISBN:9784000240628 デリダ,ジャック(Derrida,Jacques) 1930ー2004。 アルジェリア生まれ。 フランスの哲学者、思想家 藤本一勇(フジモトカズイサ) 1966年生まれ。 早稲田大学文学学術院文化構想学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「ゲシュレヒト」というドイツ語の下に、デリダは告発する。 ハイデガーの思考が、なんとしても自分をそこから引き剥がそうとしていた、ナチズムとヒューマニズムに対して曖昧なままであったことを。 人種、国民、人間性、さらには性とも翻訳される複雑なゲシュレヒト概念を手がかりに、デリダはハイデガーと、そして哲学のナショナリズムと対決する。 一九八四ー八五年パリ社会科学高等研究院でのセミネールを通じて、慎重に忍耐強くテクストと向き合った知性の軌跡。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 哲学のナショナリズム 性,人種,ヒューマニティ [ ジャック・デリダ ] 3,740 円
|
アルチュセールとラカン 伊吹浩一 社会評論社ハジマリノテツガク イブキコウイチ 発行年月:2022年01月14日 予約締切日:2021年12月15日 ページ数:372p サイズ:単行本 ISBN:9784784518838 伊吹浩一(イブキヒロカズ) 哲学・倫理学・フランス現代思想。 専修大学・和光大学非常勤講師。 1967年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序 はじまりは困難である/第1章 模範的読み方ーマルクス主義と精神分析との出会い/第2章 イデオロギーと行為/第3章 イデオロギーと身体/第4章 国家と国家イデオロギーー国家とは支配階級の道具である/第5章 理論と実践をめぐって/第6章 いま、ここにあるコミュニズム/終章 はじめから、はじめねばならない 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 はじまりの哲学 アルチュセールとラカン [ 伊吹浩一 ] 2,750 円
|
小泉 義之 立木 康介 岩波書店フーコーケンキュウ コイズミ ヨシユキ ツイキ コウスケ 発行年月:2021年03月26日 予約締切日:2021年02月10日 ページ数:590p サイズ:単行本 ISBN:9784000614610 小泉義之(コイズミヨシユキ) 立命館大学。 専門は哲学、倫理学 立木康介(ツイキコウスケ) 京都大学人文科学研究所。 専門は精神分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 安全/科学/セクシュアリティ/2 啓蒙/批判/主体/3 言語/文学/芸術/4 狂気/人間/精神分析/5 運動/権力/(新)自由主義/6 真理体制/統治性/資本/7 パレーシア/神/倫理 実証的研究と哲学的考察を交差させ、人文科学への歴史的批判を展開したミシェル・フーコー(1926ー1984)。 その巨大な思想圏は今なお世界の人文・社会系諸学において避けて通れない参照項であり、重要性はますます高まりつつある。 『コレージュ・ド・フランス講義』『肉の告白』(「性の歴史」第4巻)をはじめとする死後刊行された資料を踏まえつつ、現在の知見に照らしてフーコーの仕事総体を多角的に解明、人文科学批判の意義を問い直す。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 フーコー研究 [ 小泉 義之 ] 17,600 円
|
思想史の虚軸 加藤 泰史 岩波書店スピノザトキンダイドイツ カトウ ヤスシ 発行年月:2022年03月18日 予約締切日:2022年02月10日 ページ数:430p サイズ:単行本 ISBN:9784000010894 加藤泰史(カトウヤスシ) 1956年生。 椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授・一橋大学名誉教授。 哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序 「スピノザと」読み解く近代ドイツ哲学史/第1部 ドイツ啓蒙主義とスピノザ(主義)(ピエール・ベールと『歴史批評辞典』の「スピノザ」/ライプニッツの神学政治論ー合理主義の系譜/凡庸さの問題、あるいは、誰がスピノザを殺したか?ークリスチャン・ヴォルフのスピノザ批判 ほか)/第2部 汎神論論争とその周辺(レッシングとスピノザ/スピノザとメンデルスゾーンー汎神論論争が抱える「神学・政治問題」/ヤコービとスピノザ論争 ほか)/第3部 カントとドイツ観念論のスピノザ受容(カントとスピノザ/スピノザ主義/フィヒテ知識学の展開におけるスピノザ批判の重要性/若きシェリングのスピノザ主義 ほか) 啓蒙主義から観念論にいたる思想史上の黄金期に、哲学者・文学者が注視したのはスピノザであった。 危険視されていたその哲学への接近と反発、そして摩擦的読解の連鎖が豊饒な哲学革命を生み出してゆく。 「スピノザ・コネクション」が切り拓く新たな哲学史の地平。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 スピノザと近代ドイツ 思想史の虚軸 [ 加藤 泰史 ] 6,160 円
|
現代カント研究 15 カント研究会 千葉 清史 晃洋書房ヒハンテツガクガメザシタモノ チバキヨシ 発行年月:2021年11月24日 予約締切日:2021年11月02日 ページ数:186p サイズ:全集・双書 ISBN:9784771035249 千葉清史(チバキヨシ) 1972年生。 ボン大学哲学部博士課程修了。 PhD(哲学)。 現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 直観と概念ーカント理論哲学をめぐる現代の論争について/2 カントにおける否定性の問題ー欠如の表象可能性をめぐって/3 カントの『遺稿』「エーテル演繹」における経験の理論/4 ア・プリオリな哲学的認識はいかにして可能であるか/5 カントが描く未来ー歴史と宗教と/6 二人の弟子ー「ア・プリオリ」をめぐって/書評 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 批判哲学がめざしたもの (現代カント研究 15) [ カント研究会 ] 2,860 円
|
上野 修 杉山 直樹 岩波書店スピノザトジュウキュウセイキフランス ウエノ オサム スギヤマ ナオキ 発行年月:2021年02月27日 予約締切日:2021年01月10日 ページ数:354p サイズ:単行本 ISBN:9784000010887 上野修(ウエノオサム) 1951年生。 大阪大学名誉教授。 西洋近世哲学、現代フランス哲学 杉山直樹(スギヤマナオキ) 1964年生。 学習院大学教授。 近現代フランス哲学 村松正隆(ムラマツマサタカ) 1972年生。 近現代フランス哲学、北海道大学准教授。 近現代フランス哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 概観 十九世紀フランスにおけるスピノザ主義をめぐってー汎神論、スピリチュアリスム、実証主義/第1部 十九世紀前半(「ドイツ哲学史」導入におけるスピノザ像と汎神論の広がり/「汎神論論争」の中のスピノザ/テーヌのスピノザ主義/フランス社会主義におけるスピノザの不在)/第2部 十九世紀後半から二十世紀へ(忘れられたスピノザ主義者、ジュール・プラト(一八二三ー一八九五)/フローベールとスピノザー『ブヴァールとペキュシェ』をめぐって/ルキエにおけるスピノザの影ールヌヴィエを媒介に/十九世紀末フランス哲学周辺のささやかなスピノザの影/第二次スピノザ・ルネッサンスの胎動ージュール・ラニョーの哲学における必然性と無私性/ヴィクトル・デルボスによるスピノザ解釈の特異性ー一八九〇年代の文脈の比較において/社会問題を軸にみるシモーヌ・ヴェイユにおけるスピノザ) 革命の混乱から秩序回復へと向かう途上、幾多の変転に翻弄された社会において、常に解かれざる問いとしてあったスピノザ。 様々な局面で見せる異なる相貌から、十九世紀フランス哲学を描き出す。 観念論の十八世紀と現代思想の二十世紀をつなぐミッシングリンクを解明する、画期的共同研究。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 スピノザと十九世紀フランス [ 上野 修 ] 6,490 円
|
ニーチェの道徳批判を導きの糸にした永遠回帰思想の解明 大山 真樹 晃洋書房ジカンエンカンキュウサイ オオヤママサキ 発行年月:2021年12月01日 予約締切日:2021年10月29日 ページ数:322p サイズ:単行本 ISBN:9784771035348 大山真樹(オオヤママサキ) 1975年生まれ。 中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了。 博士(哲学)。 現在、龍谷大学国際社会文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「やましい良心」という問いから「永遠回帰」という答えへ/第1部 初歩的問題系ー人間が道徳に支配されるのはどのようにしてか(道徳とは何か/人間の意志の形成は道徳の歴史である ほか)/第2部 方法論的問題系ー道徳批判が可能になるのはどのようにしてか(高貴な道徳と奴隷道徳との通約可能性が意味するもの/誠実さというパースペクティヴの歴史的構成 ほか)/第3部 根本的問題系ー道徳が批判されねばならないのはなぜか(生きるということに対する価値評価の利害/やましい良心の絶えざる可能態としての価値評価 ほか)/第4部 中心的問題系ー生きることそのものの肯定とは何であるか(やましい良心を克服するために意志はどのような役割を演ずるか/回帰する時間において生きることを肯定する時間は死の瞬間である ほか) ニーチェの中期思想と後期思想とを架橋し、永遠回帰思想の背景に隠れていたやましい良心の克服という哲学的課題を明らかにする。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 時間・円環・救済 ニーチェの道徳批判を導きの糸にした永遠回帰思想の解明 [ 大山 真樹 ] 6,600 円
|
日本フィヒテ協会 晃洋書房フィヒテケンキュウダイニジュウキュウゴウ ニホンフィヒテキョウカイ 発行年月:2021年11月16日 予約締切日:2021年10月18日 ページ数:120p サイズ:単行本 ISBN:9784771035591 テクスト研究 カント『永遠平和のために』論評/シンポジウム フィヒテとロマン主義/研究論文 イェナ期におけるフィヒテ自我論の一考察ー非我との相互規定的な関係から/書評 ヴィルヘルム・G・ヤコプス著(鈴木崇夫、パトリック・グリューネベルク訳)『フィヒテ入門講義』/独文要旨/報告 日本フィヒテ協会会務報告 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 フィヒテ研究 第29号 [ 日本フィヒテ協会 ] 2,090 円
|
ハイデガー『存在と時間』における〈対話的な場〉 高屋敷 直広 法政大学出版局シンタイボウキャクノユクエ タカヤシキ ナオヒロ 発行年月:2021年02月15日 予約締切日:2020年12月09日 ページ数:266p サイズ:単行本 ISBN:9784588151125 高屋敷直広(タカヤシキナオヒロ) 岩手県出身。 2019年度、法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士後期課程修了、博士(哲学)。 現在、法政大学・浦和大学特別招聘講師など。 専門領域はハイデガーを中心とする現代思想、身体論、倫理学。 主な受賞歴:第5回「ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞」、2018年度「法政哲学会泰本賞」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論/第1章 存在了解の遂行の“場”ー“対話的な場”の究明に向けて/第2章 実存論的な空間性を可能にする“場”ー現存在の「身体」の究明/第3章 身振りとしての“場”ー「身体」と「語り」の連関の究明/第4章 現事実的で異質な他者と出会う“場”ー「身体」に基づく共存在の究明/第5章 「語り」の遂行としての“対話”ー『存在と時間』における「言うこと」と「名付けること」の究明/第6章 『存在と時間』における“対話的な場”ー他者との“対話”という「倫理」の究明/結論 西洋哲学の歴史が忘却してきたのは、存在者の“存在”だけでなく、私たちの生身の“身体”もまた見失われてきたのではないか。 従来、ハイデガー存在論に対して向けられてきた“他者の不在”という根本的批判、“共存在”をめぐる倫理の難問に、“身体”を介した“対話”の場の究明をつうじて正面から取り組む試み。 第5回「ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞」受賞者による気鋭の論考! 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 身体忘却のゆくえ ハイデガー『存在と時間』における〈対話的な場〉 [ 高屋敷 直広 ] 4,180 円
|
内山 勝利 岩波書店ヘンボウスルギリシアテツガク ウチヤマ カツトシ 発行年月:2022年01月21日 予約締切日:2021年12月10日 ページ数:280p サイズ:単行本 ISBN:9784000247276 内山勝利(ウチヤマカツトシ) 1942年生。 1967年京都大学文学部哲学専修卒、1975年同大学院博士課程中退。 関西大学を経て1988年京都大学文学部助教授、教授、2005年定年、京都大学名誉教授、日本西洋古典学会委員長(2004.6ー10.6)。 古代ギリシア哲学とりわけプラトン哲学、ソクラテス以前の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 1 ギリシア哲学への新視座(創造的発見の場としての古典/古典の挑発力ー「西洋古典学」から「ギリシア・ローマ学」へ/英知と学知のあいだー古代ギリシア哲学が求めたもの/変貌する哲学史ーギリシア哲学世界から見えてくるもの)/2 ソクラテスの余波(プラトン的対話についてー若干の補遺と再確認/哲学の始点における断片的対話/ギリシア・コスモポリタン列伝ー「世界市民」の可能性を考えるために)/3 言葉と宇宙(宇宙誌の文体ー初期ギリシア哲学における言語と世界/人の語りとしてのロゴスーヘラクレイトスにおける言語と世界/解体する自然のさ中なる生ーエンペドクレスの「新断片」発見によせて)/4 ギリシア哲学の周辺(西洋古典世界の植物相、あるいはJ・E・レイヴンのこと/失われたテクストを求めてーV・ローゼのことなど/古代著作の再発見ー中世写本から古代パピルスへ/連作短歌調『イリアス』ーホメロス定型訳の試み/乱舞する言葉の群/寺田寅彦とルクレティウス/『経国美談』の古代ギリシア世界/ガイノス覚書/「賢者」プルタルコス) 古典とは何か、古典を理解するとはどのような営みかを平易に説き、そのテクスト理解のありかたをもって哲学そのものの捉えなおしと古代哲学史の書き換えとをうながす第1部。 プラトン、アリストテレスの特質と特異性とをみさだめつつ、ポリスと個との関係が変動するその同じ時代に思考し生きた古代人たちの姿をえがく第2部。 古代ギリシアを貫く思考様式を作り出した初期哲学者たちに改めて光をあて、言葉によって世界と人間を一体として把握しようとしたかれらの魅力をテクストに即してしめす第3部。 ギリシア哲学の枠を越え、ときに文化的な横断を楽しむエッセーをおさめる第4部。 著者ならではの俯瞰的な視点が生きる論文集。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 変貌するギリシア哲学 [ 内山 勝利 ] 3,080 円
|
『オプス・ポストゥムム』研究序説 松山 壽一 法政大学出版局シェリングトカント マツヤマ ジュイチ 発行年月:2021年12月10日 予約締切日:2021年11月12日 ページ数:386p サイズ:単行本 ISBN:9784588151217 松山壽一(マツヤマジュイチ) 1948年大阪市生まれ。 1981年立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。 1985ー86年テュービンゲン大学留学。 1995年バイエルン学術アカデミー(ミュンヘン)留学。 1996ー2005年ドイツ博物館科学史研究所(ミュンヘン)客員研究員。 2002ー03年カイザースラウテルン大学客員教授。 現在、大阪学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 シェリング自然哲学とカント自然哲学(カントの自然哲学/化学革命とカント、シェリング/シェリングの自然哲学)/第2部 『オプス・ポストゥムム』というラビュリントス(移行プロジェクトとエーテル演繹/自然学の可能性/超越論的観念論と超越論哲学ーカントとスピノザ主義) 晩年のカントが未刊のまま残し、後世の研究者を戸惑わせてきた膨大な『遺稿集』。 ときにカント自身の批判的学説とも矛盾する迷宮のようなテクストを思想史に正確に位置づけるにはどんな視点や読解法が必要なのか。 三批判書以降の自然哲学や超越論哲学の帰趨を若きシェリングによる自然哲学探究やスピノザ受容、同時代の化学革命との関連のなかでたどり、両哲学者が共有し、かつすれ違った問題の核心に迫る挑発的な労作。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 シェリングとカント 『オプス・ポストゥムム』研究序説 [ 松山 壽一 ] 5,500 円
|
シェリング『諸世界時代』の形而上学 叢書・ウニベルシタス 1134 ヴォルフラム・ホグレーベ 浅沼 光樹 法政大学出版局ジュツゴヅケトハセイ ホグレーベ ヴォルフラム アサヌマ コウキ 発行年月:2021年12月03日 予約締切日:2021年10月08日 ページ数:230p サイズ:全集・双書 ISBN:9784588011344 第1章 序/第2章 シェリングとダンテーシェリングの思惟へのひとつの導入(ダンテ読書会/新しい神話の理念/自然についての壮大な詩/ダンテに対するシェリングの関心/シェリングは〈新しい神話〉を詩の形式で表現することを断念する/ダンテは『諸世界時代』にとって理想の意味を持つ/『諸世界時代』の論証を再構成するという課題)/第3章 『諸世界時代』の再構成への移行ー述語づけの理論と形而上学(形而上学と述語づけの成功条件/形而上学と述語づけの妥当条件/形而上学と述語づけの存在条件/述語づけの開始条件ー超越論的理想に関するカントの理論/シェリングと超越論的理想に関するカントの理論との関連/述語的素粒子の理論について)/第4章 述語づけと発生ー『諸世界時代』(『諸世界時代』の“述語づけの理論”的アプローチ/根源的否定と根源的肯定/述語的回転/カオスから秩序へ/自己組織化と統一/シェリングの世界公式/理性と狂気)/第5章 後記 マルクス・ガブリエルの師である哲学者ホグレーベの代表作。 未完の遺稿『諸世界時代』の解釈を通して、シェリング哲学の現代的意義を明らかにする一冊。 「世界は存在しない」というガブリエルの主張の源泉にも溯りながら、シェリング思想の核心へ導いてゆく。 待望の初邦訳。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 述語づけと発生 シェリング『諸世界時代』の形而上学 (叢書・ウニベルシタス 1134) [ ヴォルフラム・ホグレーベ ] 3,520 円
|
悪夢,そして高貴な夢 ニコラ・レイシー 中山 竜一 岩波書店ホウテツガクシャ エイチ・エル・エイ・ハートノショウガイ ニコラレイシー ナカヤマ リュウイチ 発行年月:2021年02月27日 予約締切日:2021年01月10日 ページ数:332p サイズ:単行本 ISBN:9784000614542 レイシー,ニコラ(Lacey,Nicola) ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授、オックスフォード大学ニュー・カレッジ/ユニバーシティ・カレッジ名誉フェロー。 刑法・法理論・ジェンダー法学 中山竜一(ナカヤマリュウイチ) 大阪大学法学研究科教授。 法理学・法思想史 森村進(モリムラススム) 一橋大学法学研究科特任教授。 法哲学 森村たまき(モリムラタマキ) 国士舘大学非常勤講師。 刑事法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 内部のアウトサイダー/第1部 北と南(ハロゲイト、チェルトナム、ブラッドフォード/オックスフォードの奨学生/敗北から勝ち取った成功ーロンドンと法曹界)/第2部 変化と継続性(ジェニファー/法曹学院から軍情報部へーMI5、結婚、そして父親になる/フェンスの向こう側からのオックスフォード)/第3部 黄金時代(法律家に哲学を売るー法理学講座) 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 法哲学者H.L.A.ハートの生涯(上) 悪夢,そして高貴な夢 [ ニコラ・レイシー ] 4,620 円
|
ギリシア教父哲学論集 土橋茂樹 知泉書館キョウフトテツガク ツチハシシゲキ 発行年月:2019年09月04日 予約締切日:2019年08月29日 ページ数:438p サイズ:単行本 ISBN:9784862853028 土橋茂樹(ツチハシシゲキ) 1953年東京生まれ。 1978年上智大学文学部卒業。 1988年上智大学大学院哲学研究科博士後期課程単位取得満期退学。 上智大学哲学科助手、オーストラリア・カトリック大学・初期キリスト教研究所客員研究員を経て、中央大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 カッパドキア教父研究・序説(ウーシアー論の展開として見た三位一体論・序説/バシレイオスのウーシアー・ヒュポスタシス論/バシレイオス『聖霊論』におけるプロティノスの影響 ほか)/第2部 ギリシア教父思想の諸相(洞窟に降り来った太陽ー教父思想への「洞窟の比喩」の影響史/プラトン主義と神化思想の萌芽ー東方教父思想における「神に似ること」概念の変容/教父哲学におけるオイコノミア ほか)/第3部 マカリオス文書研究(擬マカリオスにおける魂浄化の三段階/ニュッサのグレゴリオスと擬マカリオスーDe instituto christianoとEpistola magnaをめぐる序説的概説/マカリオス文書におけるπληροφορια概念の意義ー信仰の真理性に関して4世紀東方教父は何を語り得たのか ほか) 教父とは1、2世紀から8世紀にわたり、信仰と教説の正統性、その生涯の聖性、それと教会の公認を得た人たちである。 キリスト教成立以降、キリスト教公認、それに続く神学論争を経て三一神の正統教義確立に至るまで、教父たちはどのような働きをしたのか。 ギリシア哲学を踏まえ教父を考察した画期的な業績。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 教父と哲学 ギリシア教父哲学論集 [ 土橋茂樹 ] 7,700 円
|
出来事、運命愛、そして永久革命 鹿野 祐嗣 岩波書店ドゥルーズイミノロンリガクノチュウシャクトケンキュウ シカノ ユウジ 発行年月:2020年02月23日 予約締切日:2019年12月28日 ページ数:772p サイズ:単行本 ISBN:9784000613927 鹿野祐嗣(シカノユウジ) 1988年生まれ。 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程指導修了退学(博士)。 現在、同大学総合人文科学研究センター招聘研究員。 『ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究ー出来事、運命愛、そして永久革命』が初の著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論 『差異と反復』の概要と存在論的な永久革命としての永遠回帰(差異と反復の哲学における存在論的な原理と価値批判の原理の一体性/クロソウスキーのニーチェ解釈、あるいは「強度」の概念と「一貫性」の着想の起源について/『差異と反復』における永遠回帰の哲学と、そのよくある誤解(バディウ、ジジェク、その他)/存在論的な革命、あるいは革命的な存在論(ドゥルーズの差異の哲学における政治的性格について))/第1章 命題と意味、あるいは経験的な事態と超越論的な出来事(第三次整序から第二次組織へ)(出来事の超越論的哲学と存在の一義性ー『意味の論理学』導入/ドゥルーズの命題論理学ー命題の三つの次元と意味/構造における空虚な桝目ー存在論的な永久革命の原理/ドゥルーズと揺籃期の分析哲学(フレーゲ、ラッセル、マイノング)/指示対象なき意味の問題と実在論の系譜(リミニのグレゴリウス、ドゥンス・スコトゥス、アヴィセンナ)/隠遁者から革命家へー『意味の論理学』におけるストア派哲学と賢者像の変貌)/第2章 物体=身体の深層とその二つの相貌、宿命に抗する運命愛(第二次組織から第一次領域へ、また第一次領域から第二次組織へ)(『差異と反復』から『意味の論理学へ』ー精神分析への態度の変化と連動した存在論的な枠組みの変化(アルトーとキャロル)/力動的発生(1)ー妄想分裂ポジション(クラインとドゥルーズ)/力動的発生(二)ー抑うつポジション(続・クラインとドゥルーズ)/力動的発生(三)ー性ポジションと去勢(危害なきエディプス・コンプレックスと父の威嚇なき去勢)/力動的発生(四)ー性ポジションにおける系列形式と言葉の形成要素の獲得/力動的発生(五)ー永遠回帰の反実現的な空想、ポテンシャル・エネルギーとしての死の本能あるいは自我なき思考)/第3章 出来事の永遠回帰、その実現と反実現(第二次組織から第三次整序へ)(ガタリ以前のドゥルーズとラカンー象徴的な構造の位置づけとその変様/永遠回帰における離接的総合(ボルヘス、クロソウスキー、ライプニッツ)/存在論的な静態的発生ー離接的な諸系列の収束と対象=xの同定、個体と人物の形成(ドゥルーズによるライプニッツ再読)/論理学的な静態的発生(第三次整序の形成)と永遠回帰の宇宙論/系列形式の意義と各系列の概要)/結論 ドゥルーズ著作の注釈という未曾有の試み。 いまだ先行研究の少ない『意味の論理学』を文献学的手法で読み解くことで、一九六〇年代ドゥルーズ哲学の核心にある「存在論的な永久革命の思想」を再燃させる。 「ドゥルーズに帰れ」を旗印に、研究状況の刷新をはかる野心作の登場。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ドゥルーズ『意味の論理学』の注釈と研究 出来事、運命愛、そして永久革命 [ 鹿野 祐嗣 ] 8,250 円
|
言語と道徳をめぐるアドルノ 守 博紀 法政大学出版局ソノバニイアワセルシコウ モリ ヒロノリ 発行年月:2020年09月16日 予約締切日:2020年08月07日 ページ数:416p サイズ:単行本 ISBN:9784588151101 守博紀(モリヒロノリ) 一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程修了。 博士(学術)。 現在、高崎経済大学非常勤講師、一橋大学大学院言語社会研究科博士研究員。 哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論(問題/論点/方針/構成)/第1章 概念(問題設定ー概念把握することの規範的側面を再構成する/アドルノの概念論理解のための予備的議論ー問題の共有と媒介概念の含意/概念のあり方の向きを変えるー概念理解の実質的アプローチ/音楽形式論を言語哲学的に読解する/対象に密着する思考)/第2章 叙述(問題設定ー哲学をカプセルに包むことなく言語論的アイディアを展開する/デカルト的方法論批判から弁証法的思考へ/弁証法的思考のモデルとしての音楽分析論/弁証法的思考の言語論的含意/密着する思考としての叙述)/第3章 自由(問題設定ー自然支配の考えから自由の構想を引き出す/音楽素材論を実践哲学的に読解する/自由のイメージとしての不定形音楽)/第4章 道徳(問題設定ー否定主義と規範的主張のあいだの緊張を解きほぐす/規範性の問題/道徳哲学の自足性批判/新しい定言命法)/結論 われわれの規範的探究は、意のままにならない対象とのもつれた関係のなかではじめて達成される。 その場に居合わせ、対象の来歴を辿ることからのみ生まれる豊かな哲学の経験。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 その場に居合わせる思考 言語と道徳をめぐるアドルノ [ 守 博紀 ] 5,940 円
|
ドイツ啓蒙思想の一潮流 3 山本 道雄 晃洋書房ドイツケイモウノテツガクシャワカキクリスティアンヴォルフノチシキタイケイロン ヤマモトミチオ 発行年月:2020年08月06日 予約締切日:2020年07月01日 ページ数:306p サイズ:単行本 ISBN:9784771033832 第1論文 ドイツ啓蒙の哲学者 若きクリスティアン・ヴォルフの知識体系論ー「ドイツ語論理学」第4章第23、24、25節を中心に(時代/ヴォルフの三段論法論(「形式的推理」論)/全体論的・動的な知識体系論/ヴォルフvsカント/補論ー論理学的観点から)/第2論文 『ドイツ啓蒙の哲学者クリスティアン・ヴォルフのハレ追放顛末記』補遺ーマールブルクからハレへ、ヴォルフの大学論(マールブルクからハレへ/ヴォルフの大学論)/資料 クリスティアン・ヴォルフ『真理の認識における人間知性の力ならびにその正しい使用についての理性的考察』 三段論法で身を固めた体系家ヴォルフ。 この硬直化したヴォルフ像を破壊してドイツ学校哲学の歴史に新しい参照軸を導入し、若きヴォルフの思想の現代的可能性を浮かび上がらせる。 本書は「著者を著者自身よりよく理解する」(カント)試みである。 ドイツ啓蒙思想研究必携の書。 これまで指摘されることのなかった若きヴォルフの動的・全体論的知識体系論の分析。 あわせてヴォルフ哲学体系巻頭の書「ドイツ語論理学」の本邦初の全訳を収める。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ドイツ啓蒙の哲学者若きクリスティアン・ヴォルフの知識体系論 ドイツ啓蒙思想の一潮流 3 [ 山本 道雄 ] 5,500 円
|
アンソニー・ゴットリーブ 坂本知宏 晃洋書房リセイ ノ ユメ ゴットリーブ,アンソニー サカモト,トモヒロ 発行年月:2019年07月 予約締切日:2019年07月12日 ページ数:232p サイズ:単行本 ISBN:9784771029606 坂本知宏(サカモトトモヒロ) 1993年神戸大学大学院文化学研究科単位取得。 現在、大阪電気通信大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部(諸原型ーミレトス派/世界の調和ーピュタゴラス派/自分を探究した人ーヘラクレイトス/無に関する真理ーパルメニデス/パラドックスの諸方法ーゼノン/愛と憎ーエンペドクレス/精神と物質ーアナクサゴラス/最後に笑う人ーデモクリトス/パンドラの箱を開けるーソフィストたち) 明快で溌刺としたユーモアある語り口で2600年に及ぶ偉大な哲学者たちの著作が、織物がほどけるように綴られる。 一巻では最初の哲学者たち(ソクラテス以前)を収録。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 理性の夢(1) [ アンソニー・ゴットリーブ ] 2,640 円
|
ジャック・デリダ 藤本 一勇 岩波書店プシュケー タナルモノノハツメイ02 ジャックデリダ フジモト カズイサ 発行年月:2019年03月28日 予約締切日:2019年03月27日 ページ数:540p サイズ:単行本 ISBN:9784000246903 デリダ,ジャック(Derrida,Jacques) 1930年、アルジェリア生まれ。 1984年、社会科学高等研究院(フランス、パリ)教授に就任。 2004年没 藤本一勇(フジモトカズイサ) 1966年生まれ。 早稲田大学文学学術院文化構想学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 日本の友への手紙/ゲシュレヒト1 性的差異、存在論的差異/ハイデガーの手(ゲシュレヒト2)/ネルソン・マンデラの感嘆あるいは反省の法/狂気の点ーいま建築を保ちつつ/なぜピーター・アイゼンマンはかくもよい本を書くのか/前書きのための五十二のアフォリズム/不時のアフォリズム/いかに語らずにいられるか否認の数々/デジスタンス/ウィの数/戦争中の諸解釈 カント、ユダヤ人、ドイツ人 デリダが希望を込めた投壜通信。 「ハイデガーの手」「いかに語らずにいられるか」「不時のアフォリズム」ほか、全12篇を収録。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 プシュケー 他なるものの発明II [ ジャック・デリダ ] 9,570 円
|
亀井 大輔 法政大学出版局デリダ レキシノシコウ カメイ ダイスケ 発行年月:2019年01月26日 予約締切日:2018年12月08日 ページ数:276p サイズ:単行本 ISBN:9784588151019 亀井大輔(カメイダイスケ) 1973年生。 立命館大学大学院文学研究科博士後期課程修了。 現在、立命館大学文学部准教授。 専門は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論ー歴史の思考/第1章 歴史の思考と時代の問題/第2章 言語の問いから脱構築の戦略へ/第3章 現前と痕跡ー現前の形而上学論の成立/第4章 『声と現象』とハイデガー/第5章 脱構築の展開と歴史の思考/補論 生き延びとしての翻訳ー来たるべき言語に向けて 形而上学的伝統と言語のシステムに囚われることなく、歴史を思考することははたして可能なのか。 脱構築の思想をまさに形成せんとする若きデリダを突き動かしたモティーフを明らかにする。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 デリダ 歴史の思考 [ 亀井 大輔 ] 3,960 円
|
本来性と時間性 須藤 訓任 岩波書店ソンザイトジカンダイニヘンヒョウシャク ストウ ノリヒデ 発行年月:2020年05月11日 予約締切日:2020年02月06日 ページ数:566p サイズ:単行本 ISBN:9784000237437 須藤訓任(スドウノリヒデ) 1955(昭和30)年弘前市生まれ。 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。 大谷大学教授などをへて、現在、大阪大学大学院文学研究科教授。 専門、西洋近現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論 『存在と時間』の「全体」の立体像ー第2篇を読むまえに(序論第一(共時的観点より)Indifferenz(無差別性)とは何かー公刊部の「透視」のために/序論第二(通時論風に)「解釈学的状況」の出生ー未公刊第二部の意図したもの)/本論 現存在と時間性ー第2篇を読む(現存在の可能な全体存在と死への存在ー先駆のみが実存の根源性なのか/本来的存在可能の、現存在に即した立証、および覚悟性ー良心の三種類の呼び声/現存在の本来的全体存在可能と、ゾルゲの存在論的意味としての時間性ー根源性からの時間性の浮上/時間性と日常性ー日常性という謎/時間性と歴史性ー歴史性と歴史学の偏差/時間制と、通俗的時間概念の根源としての内時間制ー時間が概念となるとき) ハイデガーの主著『存在と時間』のうち、最大の難所として、専門の研究者さえ敬遠しがちであったその第2篇を一歩ずつ丁寧に読み解いていく試み。 二〇世紀最大の哲学書の難関に果敢に挑み、新しい統一的な理解をめざす。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 『存在と時間』第2篇評釈 本来性と時間性 [ 須藤 訓任 ] 12,100 円
|
世界・時間・政治 森 一郎 法政大学出版局ハイデガートテツガクノカノウセイ モリ イチロウ 発行年月:2018年08月24日 予約締切日:2018年07月10日 ページ数:458p サイズ:単行本 ISBN:9784588130250 森一郎(モリイチロウ) 1962年埼玉県生まれ。 東北大学情報科学研究科教授。 専攻は近現代ドイツ哲学、現代における哲学の可能性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 自己と世界(ハイデガーにおける形式的暗示について/死の明証 ほか)/第2部 時間とその有意義性(配慮される時間ーハイデガーの世界時間論/時計と時間 ほか)/第3部 哲学と政治(哲学の実存ーハイデガーとアリストテレス/ハイデガーにおける学問と政治ー『ドイツの大学の自己主張』再読 ほか)/第4部 哲学の可能性(共ー脱現在化と共ー存在時性ーハイデガー解釈の可能性/政治に対する哲学する者たちの応答可能性ーハイデガーの事例を手がかりに ほか) 『存在と時間』はどう書き継がれるべきか?ハイデガーの思考に拠りつつ、それを超えて哲学に意味を見出すことはいかにして可能か?日本のハイデガー研究を牽引する著者が、カント、マルクス、アリストテレスの今日的読み直しも含め、言語、世界、死、時間、技術、労働、政治といった問題群に真正面から切り込んだ全16章の探究。 「愉しい学問」の実践! 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ハイデガーと哲学の可能性 世界・時間・政治 [ 森 一郎 ] 4,620 円
|
ベルクソン『物質と記憶』をめぐるエッセイ 渡仲 幸利 岩波書店カンノメ トナカ ユキトシ 発行年月:2017年12月15日 予約締切日:2017年11月28日 ページ数:160p サイズ:単行本 ISBN:9784000612395 渡仲幸利(トナカユキトシ) 1964年、静岡県生まれ。 慶應義塾大学文学部卒業(フランス文学専攻)。 ベルクソン研究・音楽評論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 「観の目」とぼく/『物質と記憶』とぼく/観の目(ものを知るにはさまざまな深さがある(達人/直観という方法 ほか)/「見の目」から「観の目」へ(時間のなかをじかに歩く/見知らぬ町を散歩する ほか)/この世界は幻ではない(雑音をことばへと化すもの/観の目のプレリュード ほか)) 深くものを知るとは何か。 本当に勝つとはいかなることか。 剣術家×哲学者。 ベルクソンの「直観」と宮本武蔵の「観の目」を手がかりに、読者の人生観へと問いかける魂のエッセイ。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 観の目 ベルクソン『物質と記憶』をめぐるエッセイ [ 渡仲 幸利 ] 2,200 円
|
プラグマティズムの水脈 ラッセル・B.グッドマン 嘉指 信雄 岩波書店ウィトゲンシュタイントウィリアムジェイムズ ラッセルグッドマン カザシ ノブオ 発行年月:2017年08月26日 予約締切日:2017年08月25日 ページ数:400p サイズ:単行本 ISBN:9784000222365 グッドマン,ラッセル・B.(Goodman,Russell B.)(グッドマン,ラッセルB.) ニューヨーク生まれ。 ペンシルヴェニア大学を卒業後、オックスフォード大学でM.A.、ジョンズ・ホプキンズ大学でPh.D.取得。 専門はプラグマティズム、アメリカ思想史。 長年ニューメキシコ大学で教鞭をとり、現在同大学名誉教授 嘉指信雄(カザシノブオ) 1953年生まれ。 東京外国語大学国際学修士。 エール大学博士(哲学)。 専門は、現代哲学、近代日本思想、平和研究。 現在、神戸大学人文学研究科教授。 アメリカ哲学会第6回ウィリアム・ジェイムズ賞(1991年)受賞 岡本由起子(オカモトユキコ) 慶應義塾大学文学部卒業、博士(哲学)。 専門は、ウィトゲンシュタイン、現象学。 慶應義塾大学講師、東京家政学院大学助教授などを経て現在、情報知識学会常務理事 大厩諒(オオマヤリョウ) 1983年生まれ。 中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(哲学)。 専門は、ウィリアム・ジェイムズを中心とした世紀転換期の英米哲学。 現在、中央大学兼任講師 乘立雄輝(ノリタテユウキ) 1968年生まれ。 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退。 専門は、パース、ジェイムズを中心とした英語圏の哲学、形而上学。 現在、東京女子大学現代教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論/第1章 プラグマティックな経験の諸相/第2章 ウィトゲンシュタインと『宗教的経験の諸相』/第3章 ウィトゲンシュタインと『心理学原理』ー導入/第4章 人間であるとは、どのようなことなのか?/第5章 言語と意味/第6章 プラグマティズム再考/終章 オーストリアの哲学者ルートウィヒ・ウィトゲンシュタインをぬきに、いまや20世紀の哲学は語れない。 そのウィトゲンシュタインに、アメリカ・プラグマティズムの創始者の一人ウィリアム・ジェイムズは、これまで考えられてきた以上に深く、決定的な影響を及ぼしていた。 綿密な文献考証によって二人の哲学者の影響関係を解明した画期的な書。 ヨーロッパ哲学とアメリカ哲学の間に伏在する水脈を明らかにし、現代哲学史に一石を投じる斬新な解釈を提示する。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 ウィトゲンシュタインとウィリアム・ジェイムズ プラグマティズムの水脈 [ ラッセル・B.グッドマン ] 4,400 円
|
クローチェと批判的継承者 倉科 岳志 岩波書店イタリアファシズムヲイキタシソウカタチ クラシナ タケシ 発行年月:2017年02月24日 予約締切日:2017年02月23日 ページ数:272p サイズ:単行本 ISBN:9784000611817 倉科岳志(クラシナタケシ) 1975年生まれ。 イタリア政府奨学生、イタリア歴史学研究所奨学生としてナポリに留学。 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。 現在、京都産業大学文化学部准教授。 専門は近現代イタリア思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 ファシズム下の思想家たち/第1章 ファシズム・イデオロギーの成立(一九二八ー三一年)/第2章 ヴォルペー中間層の歴史(一九二八ー四九年)/第3章 晩年のクローチェ(一)ー「詩」と「文学」(一九三三ー四一年)/第4章 獄中期グラムシ(一)ー従属階級の歴史へ(一九二九ー三二年)/第5章 獄中期グラムシ(二)ー従属階級の歴史へ(一九三二ー三五年)/第6章 晩年のクローチェ(二)ー「生命性」と「文明」(一九四一ー五二年)/第7章 晩年のデ・マルティーノー民俗学的歴史へ(一九四九ー六五年)/終章 近代社会における自由と信仰ーファシズムをめぐって 20世紀に出現した怪物、ファシズム。 発祥の地イタリアで、思想家クローチェと、その批判的継承者であるヴォルペ、グラムシ、デ・マルティーノらは、怪物の正体の解明と克服に挑む。 近代の必然的帰結か、頽廃か。 歴史を動かすのは誰か、「自由」の理念はいかに守られるのか。 彼らの思想的格闘の軌跡を追う。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 イタリア・ファシズムを生きた思想家たち クローチェと批判的継承者 [ 倉科 岳志 ] 4,180 円
|
クローチェと批判的継承者 倉科 岳志 岩波書店イタリアファシズムヲイキタシソウカタチ クラシナ タケシ 発行年月:2017年02月24日 予約締切日:2017年02月23日 ページ数:272p サイズ:単行本 ISBN:9784000611817 倉科岳志(クラシナタケシ) 1975年生まれ。 イタリア政府奨学生、イタリア歴史学研究所奨学生としてナポリに留学。 慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学、博士(法学)。 現在、京都産業大学文化学部准教授。 専門は近現代イタリア思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章 ファシズム下の思想家たち/第1章 ファシズム・イデオロギーの成立(一九二八ー三一年)/第2章 ヴォルペー中間層の歴史(一九二八ー四九年)/第3章 晩年のクローチェ(一)ー「詩」と「文学」(一九三三ー四一年)/第4章 獄中期グラムシ(一)ー従属階級の歴史へ(一九二九ー三二年)/第5章 獄中期グラムシ(二)ー従属階級の歴史へ(一九三二ー三五年)/第6章 晩年のクローチェ(二)ー「生命性」と「文明」(一九四一ー五二年)/第7章 晩年のデ・マルティーノー民俗学的歴史へ(一九四九ー六五年)/終章 近代社会における自由と信仰ーファシズムをめぐって 20世紀に出現した怪物、ファシズム。 発祥の地イタリアで、思想家クローチェと、その批判的継承者であるヴォルペ、グラムシ、デ・マルティーノらは、怪物の正体の解明と克服に挑む。 近代の必然的帰結か、頽廃か。 歴史を動かすのは誰か、「自由」の理念はいかに守られるのか。 彼らの思想的格闘の軌跡を追う。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 西洋哲学 イタリア・ファシズムを生きた思想家たち クローチェと批判的継承者 [ 倉科 岳志 ] 4,180 円
|
PCレイアウトで
SPレイアウトで
|